日本人にとっての「英語リスニング・スピーキング」アップ 3つのコツ
~日本語(母語)と英語の「違い」を理解して、実践すれば、効果抜群~ 脇田正利
(1) アタマから英語の語順で聞き取り、理解する。 ・・・英語思考への切り替え
・英語では「結論が先に」が原則である。 ・・・日本語と逆の言語構造
大切なことを先に言うことで、話のスピード感と説得力が増す。
・英文の6つの語順(枠組み)を先に記憶しておけば、英語を聞いていても、
次の内容が予測でき、相手の英語へゆとり(余裕)をもって対応できる。
① 主語 ・・・誰が・何が
② 動詞(述語) ・・・どうする(現在・過去・未来・進行形・完了形)
③ 目的語 ・・・誰に・何を(「ひと・もの」の順)
④ どのようにして ・・・状態・状況
⑤ どこで ・・・場所(at on in) 狭い場所から広い場所の順に。
⑥ いつ ・・・とき(at on in)時間⇒日・曜日⇒年・季節の順に。
(2) 動詞が決まれば、「英文のカタチ」が決まる。
・3つの動詞と英文のカタチで、どんなことでも英語で話せる?!
・「動詞」に集中して聞き取れば、リスニングは必ず上達する。
① Sound型 A はBのようだ。
The teacher sounds angry. 先生は、怒っているようだ。
(類似の動詞) be appear look seem taste feel remain stay become
② Give型 AにBをあげる。 (ヒト・モノ動詞:授与動詞)
I give you a nice present. 私は、あなたに素敵なプレゼントをあげる。
(類似の動詞) bring hand lend offer pass pay send show teach
③ Find型 誰だれは、Aが Bだとわかる。
I find the office wide. 私は、その事務所が 広いとわかる。
(類似の動詞) believe consider feel set make turn keep leave call
⇒出典 ・・・「英語はインド式で学べ!」(ダイヤモンド社 安田 正著 1500円)
(3) 英単語をバラバラでなく、センス・グループ(意味のカタマリ chunk)で聞く。
・英語を話したり、音読するときにも、「意味のカタマリ」で意識して息継ぎをする。
そうすれば、聞き手にとっても、すごく聞き取りやすくなる
・英語でしゃべり始める時には、必ず「動詞まで」言い切る習慣をつける。
主語で話を切ってしまうと、聞き手はイライラする。いかにも自信なさげに聞こえる。
・語尾を、ハッキリと、大きな声で話すと聞き取りやすい。
・「相づち」で会話は成立。「ジェスチャー・アイコンタクト」を増やせば会話は弾む。